こんにちは、神戸の調剤薬局 アルバ薬局です。
12月になりました。
「師走」は何かと気ぜわしく感じますが、
体調を崩しやすい季節でもありますので、
栄養価の高いものをしっかり食べて、元気に過ごしたいですね。
今回のブログは、前回に引き続き、風邪予防にも効果的な
“ニンニク”と、その気になるニオイの消臭対策についてです。
【積極的に食べたいニンニクのすごいパワー!】
ニンニクには、滋養強壮や疲労回復として古くから用いられています。
他にも殺菌作用やビタミンB1の吸収を促すなど、様々な働きが注目されています。
(ビタミンB1の吸収を促すことで、糖質をエネルギーに変換します。)
■栄養価と共に、気になるのがニンニクのニオイ。
ニンニクの臭いの原因は、ニンニクに含まれる『アリイン』という物質です。
実はアリイン自体には臭いがないのですが、
これを切ったり、細かく刻んだり、擦り潰したり、熱をかけると、
細胞の中からアリナーゼという酵素が漏れ出し、
アリインと反応すると『アリシン』に変化し、これがニンニク臭の元になります。
さらに、アリシンは空気中の酸素や熱と速やかに反応し、
さらに強力な臭いのする物質へと変化します。
■マスクでは隠しきれないニオイ。
ニンニクのニオイを隠すために、マスクをする事もあるかと思いますが、
ニンニクのニオイの元は全身に周り、なかなか消え去る事ができません。
調理したニンニク成分を食べると、体内でも吸収や分解され、
そのニオイが1日以上抜けない事も少なくありません。
しかも厄介な事に、その成分のうちいくつかは、肺にも到達し、
呼気の中にも含まれてしまいます。
そのため、マスクをしてもそのニオイの元を隠しきる事ができません。
■ニンニク臭を隠すための方法(実験含む)
ニンニク臭対策については、様々な飲食物に効き目があると言われていますが、
実際のところはどうでしょうか?
ここでは、「牛乳」、「コーヒー」、「リンゴジュース」についてみていきましょう。
●牛乳:
牛乳の中に含まれる成分が、ニンニクの臭い成分を吸着させているのではないかと言われており
(冷蔵庫の中に炭を入れておくと、炭が臭いを吸着するのと同じような感じ)、
ある程度の効果はあると考えられます。
しかし、時間が経つにつれて、牛乳とニンニク臭との混合臭(?)が上がってくることがあり、
あまり爽やかとは言えないように思います。
●コーヒー:
コーヒーにはタンニンという成分が含まれており、苦み成分としても知られています。
タンニンは、ニンニクの臭い成分とくっつく性質があり、消臭に有効だと考えられます。
●リンゴジュース:
リンゴの皮にはカテキンの含有量が多く、カテキンもタンニン同様、
ニンニクの臭い成分と結合し、ニンニク臭の消臭に有効だと考えられます。
しかし、ニンニクの量が想定以上の場合(ニンニクがたくさん入ったスパゲティや餃子、焼肉、ラーメンなど)
充分な効果を得られませんでした(自身の経験上)
■ニンニク料理を美味しく、楽しく。
アリシンには、タンパク質とくっつきやすいという性質がありますので、
ニンニクの消臭に対して、牛乳などの乳製品がある程度の効果は期待できると考えられます。
しかし、せっかく美味しく頂いた料理の後に、牛乳やりんごジュースなどを飲むと、
満足度が少し低下するようにも思います。
美味しいニンニク料理を楽しく、美味しく、そしてエチケットも大切にしたい。
そのような方には、エチケット消臭剤が効果を発揮してくれるのではないでしょうか
ニンニクのニオイがなかった事に!!
アルバ薬局の人気サプリメントです。